毛玉とは
毛が固まりフェルト状になったかたまりのことをいいますが、段階というかレベルというか、状態にはかなり幅があります。
ちょっとした毛のもつれ状態から、カッチカチの絨毯を超えたカーペット状まで。
猫も犬も長毛種だけでなく、短毛種でもなることがあります。スムースと呼ばれる犬種やフレンチブルはさすがにないですが、柴犬、コーギー、日本猫といった、季節で被毛が抜け替わる種類も毛玉(固まり)になります。
原因はいろいろとありますが、
ほこりや皮脂でもつれ始める
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不十分なブラッシング
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シャンプー
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自然乾燥or 風を当てるだけのドライング。。。
の流れが一番多いでしょうか。
全く何もしていないわけではなく、一通りのお手入れをしているので、「毛玉ではない」と、固まりに気づいてない場合も多いですね。
表面だけブラッシングをしているので、パッと見はふさふさ、毛玉には見えませんが、毛を割ってみても皮膚が見えないことが多く、見えたとしても毛の根本が束になっています。 束ではなく、みっちり毛が絡み合い皮膚が見えないこともあります。
こうなると、もつれの下では皮膚が蒸れ皮脂痂皮がたまり皮膚炎をおこします。
重度の毛玉でした。
ドライヤーの風を当てても皮膚が見えないどころか、毛がなびくこともありませんでした。
この子たちにとって一番良いのは1ミリのバリカンで丸刈りですが、やはり飼い主さんとしては望まないですよね。
大して変わらないのですが、
2ミリでは皮膚と毛のもつれの間に刃が入らず、
3ミリでは毛玉に引っ張られた皮膚を傷つける恐れがあったので、
ハサミで全体を毛玉ごとカット、
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5ミリくらいに短くし、
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ブラシをかけ、
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またハサミで短くして。。。
を3から5回繰り返して毛玉を梳きました。
皮膚を傷つけないよう、負担をかけないよう、かなりの注意が必要です。
毛玉の下は、脂っぽくフケっぽく、毛玉を梳いていると、久しぶりに皮膚に手が届くのが気持ち良いのか、まぁ、ずっと痒かったのでしょうね。ブラッシングに合わせて、足でカッカと掻いていました。
最悪の場合、細菌感染など起こしていると痒みはひどいです。
痒いところに手が届く状態になったトリミングあとは、掻くことで傷になり2次感染を起こすこともあるので、毛玉の後は受診して獣医さんに相談することをお勧めします。
皮膚炎が落ち着いたら、繰り返さないようにちゃんとケアしてあげましょう。
獣医やトリマーの視点から開発され製品化されたいわゆる本物志向のアイテムで、アンダーコートや抜け毛・ゴミ等を取り去って体をきれいにしてくれます。
効率よく犬に負担をかけずにむだ毛を除去できるので、正直そんなにこまめにブラッシングをしなくても毛玉が発生しなくなります。
各メディアにも取り上げられ、
犬の健康状態など考慮すると効果は絶大です。
※毛のもつれた写真と、お顔の写真は別犬です。
1 comment for “これは犬の毛玉(固まり)です。猫も同じく。”