猫の腎不全は、加齢とともに避けられない進行性の病気の一つであり、 高齢な猫の死因第1位です。
長い年月を共に過ごしてきた大切な猫が、慢性腎不全と診断されるのは本当につらいです。
我が家の大切な「華(18歳)」と「しらす(15歳)」も、腎不全で亡くなりました。
2009年春、先に亡くなったのは年下の「しらす」でした。
なんとなくおかしいかな?と思ってから一年です。
すごく水を飲み、多量のおしっこがでます。
5キロの固まるネコ砂は、2匹のおしっこで10日足らずで無くなりました。
亡くなる1ヶ月ぐらい前からは食欲もなくなり体重がどんどん減っていきました。
脱水がひどく、毎日200ccの皮下補液をつづけ、まだ歩くことはできましたが、イスに乗る事、階段の上り下りも難しくなっていきました。
亡くなる2週間ぐらい前からはフラフラと歩いてきては「バタン」と倒れるように寝転がり、階段は滑り落ちてきました。もちろん上ることはもうできません。
外で遊ぶ子供達のところへ行きたがり、
立つのもやっとですが、それでも必死に歩こうと頑張っている姿はとても切ないです。
2歳年上の「華」も心配そうに見守っていました。
亡くなる2日前には自力で動くことができなくなり、寝たきり状態でした。
大好きだった場所、いつも家族の帰りを待っている出窓に寝かせてあげました。
いつも「華」が傍に居てくれました。
亡くなった日、最期のその時まで傍らに「華」が居てくれました。
愛おしむように「しらす」の寄り添います。
15年間いつもふたり一緒、赤ちゃんしらすを華が育てました。
そんな「華」もその年の秋には後を追うかのように腎不全で亡くなりました。
我が家の猫達には間に合いませんでしたが、
2014年の7月2日に慢性腎不全の治療薬として、
発売された「セミントラ」。
無味無臭ということでで、猫には飲ませやすそうですが、どういう薬なのでしょうか、ネットで調べてみました。
腎臓は、体内の老廃物を尿として排出します。
腎臓に流れ込んだ血液が糸球体でろ過され尿となりますが、タンパク質のような大きな物質はろ過されないため、通常は尿にタンパクが出ることはありません。
腎臓に異常があり、タンパク尿が出ていることで、腎臓に負担がかかります。
このセミントラは、ネコの慢性腎不全における尿タンパクの漏出を抑制し、その99%以上が胆汁を介して便中に排出されます。
有効成分テルミサルタンにより、血圧を上げる『アンジオテンシンII』という体内物質を抑える作用もあり、血管が広がり、水分や電解質が調整されて血圧が下がり、腎臓の負担を軽くする効果も期待できます。
血管を広げる=血管拡張剤ですが、心不全で処方されるエナカルドの最終代謝先は腎臓、ネコの腎不全で処方されるフォルテコールの最終代謝先は肝臓です。フォルテコールはBUN(尿素窒素)の値が上がることもあるとのこと。
この辺りを考えても、新薬セミントラには、腎不全で苦しむ猫に多くの期待が寄せられているようです。
人間でも小林麻央さんでも話題ですが最近のがん治療では『水素温熱免疫療法』という高濃度水素水を使った温浴療法もあります。
詳しくは検索していただければいろいろ出てくるので調べて見てください。
ペットにも、薬以外に少しでも身体に良いものを与えてあげたいものです。
現在は我が家に3匹の猫が居ますが、腎不全やその他の病気にならないためにも今からのケアが大事だと痛感しています。
最近では人間と同じく猫の健康も、サプリメントを食事と合わせて摂取することで病を未然に防ぎ長生きの秘訣としています。
私たちの体やペットたちの体は大部分が水分、そしてミネラルで形成されており、特に腎不全と診断された高齢な猫に水は必要不可欠であり、なおかつ摂取しやすい基本的な要素であります。
そんな水や食事もままならない高齢な猫にスムーズに与えられる安心なサプリメントが→こちらです。
たとえば、
『人が安全に飲用できるもので、それはもちろんペットたちにも安全です。』という意見もあります。、
アメリカ国防省の陸軍が使用している水筒の水の殺菌、長期間成分が傷まないための対策として、また、体にとってよりよい状態のまま保存する方法を開発することから始まったといわれています。
今でも米軍兵士は水筒の中に、水質保全のため小さな無色無臭のケイ素の塊を一つずつ入れていますが、これが結晶体(珪酸塩:Na2SiO3-10H2O)の塊です。
珪素(Si)成分は、骨、関節、血管、皮膚、毛、歯、爪などに多く含まれ、生命維持に不可欠な必須微量元素です。

サプリメント成分表
そんな成分を多く含む水を、
食事もままならない高齢な猫に効率よく摂取できるサプリメントを、
長い年月を共に過ごしてきた大切な猫に、
最善を尽くしてあげたいものです。
1日約24円で少しでも長く大切な猫との時間を共有できるのであれば、費用対効果としては絶大な効果です。
腎不全と診断されても、適切なケアと治療を継続することで、より長く一緒に暮らすことができる時代になったのですね。
日本最大 全国の動物病院をサポートする「食事療法食」「医薬品」
K-dogs
kayokoさんへ
こんにちは。お返事ありがとうございます。
術後もうすぐ半年。今も元気に過ごしています。
腎臓は、片側は完全に機能しておらず、残った方も残り10%くらいの機能しかないのですが、今の所安定しています。
毎日の輸液は欠かせませんし、途中膀胱炎になったり、心配な事もありますが、昨年末の緊急状態に比べればとても平和です。
血液検査で数値を見ながらお薬を足したり減らしたりで、今は輸液だけになっていて、セミントラも飲んでいません。
慢性腎不全は、結石が原因だった様です。
左右両側詰まっていました。
体調が悪くなり、たまたま行った救急外来でエコーを撮り、石がある事が分かりました。
ただ通院しているだけでは分からなかった事だな。。。と思うと、あの時救急外来に行った事が運命の別れ道でした。
その後、とても良い先生に巡り会えた事や今もこうして元気でいる事、感謝しています。
これからもずっと経過を見ていくことにはなりますが、自分としては納得が行くケアが出来ていると思います。
それだけでも、本当に感謝です。
蓮花さま
お返事、ありがとうございますm(_ _)m
安定しているとのことで、本当によかったです!!!!
ねこ達は生命力がとても強いんです、こちらの気持ちに素直に精一杯こたえてくれます。
愛情の賜物です。
いい獣医師に巡り会えたこと、奇跡に近いと思います。
よかった。
季節も暖かくなってきました。
のんびり、お大事にお過ごしください。
お返事、近況を教えてくださって、ありがとうございました。
蓮花さま
こんにちは、ご無沙汰しております。
昨年コメントをいただいていたのに、返事ができておらず申し訳ございませんでした。
SUB手術、大変な手術でしたね、その後、いかがでしょうか。
12月に気づいて返信しなかったこと、お話を伺えなかったことを後悔しております。
かなりの技術が必要な手術なので、術後安定しているのなら、本当によかったと思います。
慢性腎不全は、腎臓結石が原因だったのでしょうか。
何にしても、大きい病気、手術を乗り越えたのですから、のんびりと安定した日々を過ごさせてあげたいですね。
命のかかった大きな決断をするのは、とても勇気のいることです。
ネコちゃんのことを一番に思い、一番わかっている蓮花さんだからこそできた決断だと思います。
それにこたえるように頑張った猫ちゃんもすごいです。
獣医師は、ふたりの思いの強さによって、手術が成功したことに感謝しないといけませんね。
こんにちは。ご無沙汰しています。以前セミントラの事でご相談させて頂きました。
その後、セミントラは飲み続けました。
体調も安定し、今年の初めからは、輸液もセミントラも3日に1回にしていました。
ところが、色々急変がありまして腎臓に結石があることがわかりました。
BUNやクレアチニンはどんどんあがるし、本当に死ぬのではないか
と思いました。
結局悩みに悩んで、SUBという手術を行いました。
まだ手術したばかりなのですが、今の所は元気にしています。
きっとそんなに長くはないだろうなと思うけれど、少し苦しまずにできて
良かったなと思っています。
しらすちゃんは、よその猫とは思えないです。
しらすちゃんを思う華ちゃんの事もとても切なかったですね。
何度読んでもなけてきます。
セミントラを辞めると皆さんどうなる?かわかりますか?
わさび様
こんにちは!セミントラをやめるとどうなるのでしょうか?
うちの患者さんで、内服をやめた方がいないので、実際どうなるのかわかりませんが、他の薬を使わず、補液もせず、食事療法も考えなければ、確実に腎不全は進行すると思います。
元々どの程度の腎不全だったかにもよるのでしょうが、程度の軽いものなら、補液で安定を保てるのかもしれませんね。セミントラをやめたことによって、一気に腎不全が進むというようなことはないと思います。セミントラ内服を続けていて腎臓の値がしばらく安定しているのなら、一度やめてみることもうちの子だったら考えます。
[…] 私の中ではもう少し元気でいられると思ってましたが、慢性腎不全が拍車をかけ、どんどん衰弱していきました。 […]
こんばんは。
BUN、クレアチニンの値が落ち着いてきたのですね!よかったです!!とすると体は楽なはずなのですが、静かにしているのですね?
明日の水曜日、獣医師と業者にそれぞれの考えや症例などを聞いてみます、副作用はないとされていますが、100%ないのかどうかも。
飼い主様がみて、元気がないと感じるのなら、やはり普段と様子が違うんだと思います。
ただ、ここ最近天候がおかしく、低気圧が近づくと、シニアの猫たちは、首や背中、関節が痛んだり、気持ちが沈んだりするようなので、この天気が多少影響しているかもしれませんね。
動きが少ないと体温も下がりますので、暑すぎず寒すぎず、今夜はまた冷えそうなので、お部屋は暖かいくらいでもよいのかもしれませんね。
お大事にしてください。
こんにちは。お返事ありがとうございます。
腎不全、BUN、クレアチニン、主治医から話は聞いています。
数値的には、最初は上限の倍ぐらいでしたが、1ヶ月輸液を毎日行い、ほぼ正常値内に戻っていています。
ただ、アルブミンが徐々に下がっているので、セミントラを飲んでみようかということになりました。
毎日ちゃんと飲ませているのですが。。。なんとなく、飲ませてから元気がないような気がして心配しています。
まだ、飲ませ始めてから6日めですが、昨日はずっとベッドで寝たままでした。いつもはもう少し動き回っているのですが。。。
夜中に、あまりにも静かで、体も冷たかったのでたたきおこしたところ、ニャーと鳴き出したのでホッとしました。
セミントラ。。。良いお薬だと思うのですが、まだ発売されたばかりで臨床データも少ないようですし、他の猫ちゃんのブログを拝見するとあまり効かなかったという情報もあり、
今、続けるか少し悩んでいます。
元気がなくなったのが、薬のせいなのか、もともとの体調悪化なのか分からないのですが、
私も過敏になっているな。。。と思うのですが。
こんばんは!
本日担当に確認したのですが、セミントラに関する副作用の報告は未だ1件もないそうです。
そこで、うちの子だったらになりますが。。。
私は、内服を続けてみますね。薬が合わなければ、吐き気や下痢、発疹などが出てくるかなと。
腎機能は、一旦悪くなると治らないので、これ以上の進行を防ぎ現状を維持することが治療の目的となります。
BUN、クレアチニンは、腎臓から排出されるのですが、腎機能が弱りうまく排出できないと血液中に入り、血液中での濃度が上がります。
尿毒症と呼ばれすごく気持ち悪くなるようで、吐きますし、二日酔い状態を思ったらとても食べられないですよね。
セミントラは、このBUNやクレアチニンを胆嚢から胆汁と一緒に排出してくれるので、腎臓にかかる負担は確実に軽減されますし
、血液中に入ることもなく便と排出されるので、尿毒症を防ぎ気持ち悪いこともないと思うと、やはり私は使いたいです。
あの気持ちの悪さは、可哀想で何とか治してあげたいと思っていましたから。
薬は効能効果がわからないと、獣医師に勧められても半信半疑だったりしますよね。
世の中の獣医さんには、病気のきちんとした説明に合わせ、こちら側の疑問質問、不安に応えて頂きたいものです。
どうぞ、お大事にしてください。
こんにちは。ご丁寧にお返事を頂きありがとうございます。
とてもしっかりとしたコメントに安心感もあり、このままセミントラを使ってみようと決断しました。本当にありがとうございます。
診断を受けたのは、7月下旬ですが、実は6月下旬頃からちょくちょく吐いていたり、鳴き声がおかしかったりはしていたので、きっと気持ち悪かったんだろうな。。。と今にして考えれば思います。
そんなに気持ち悪いものなんですね。
その後、元気になっていたので、やっぱり急な寒さかなと思います。
今日は逆に暑いので、ぐったりしていて、食欲も少し減っていて、心配ではあるのですが、様子をみたいと思います。
かかりつけの獣医さんも、わりと説明はしてくださるほうだと思うのですが、そこまで専門的には聞かないので、そんなふうに教えて頂けると安心しますし、お薬を使ってみようと思えます。
本当にどうもありがとうございます。
こんにちは。うちの猫は、11歳です。つい1ヶ月前に腎不全と言われ、今毎日自宅での輸液とセミントラ投与を行っています。
セミントラについて調べていてこちらにたどり着きました。
しらすちゃんと同じ毛色、目をしています。
他人事とはおもえませんでした。
うちのこが死んだらしらすちゃんのようにカゴに入れて、お花で飾ってあげようと思いました。
今は、輸液が効いている様で持ち直し、食欲も出ています。
少し死期が遠退いたなと思いましたが、そう遠くない日に来るのではと覚悟しています。
蓮花さま
こんばんは!コメントありがとうございました。うちのしらすに似てるだなんて嬉しです!
慢性腎不全の説明、BUN、クレアチニンの値は獣医さんから話がありましたか?
猫たちは、正常値から外れていても結構がんばれるんです。まだまだ一緒にいられるかもしれませんよ。
20歳のネコちゃんが、慢性腎不全で毎日皮下補液に通っています。もう1年を越えました。
脱水が緩和すると、体が楽なんですよね。
うちのしらすは、腎臓が悪いとわかってから6年がんばってました。
華が急性腎不全で復活したので、病院嫌いのしらすに関しては、値も華ほど悪くないしと、様子を見すぎたんです。
早く治療を始めていればもっと一緒にいられた命でした。
しらすは、ソルラクトを1日200cc補液してただけです。内服は一切使いませんでした。
セミントラの説明を業者に聞いたとき、華としらすに使いたかったと思いました。
新薬に期待しましょう!11歳なんて、まだまだ若いです。病気とうまく付き合えば、普通に暮らせるし、
おいしくご飯も食べられますよ~
どうぞ、どうかお大事にしてください。
ネコちゃんの体が、少しでも楽である事を、心からお祈りします。