去勢手術と避妊手術

仔犬のお客さまが増えたこの一年半

去勢避妊手術をするべきか、相談される事が増えてます。

私は、飼い主さんが納得した形が一番と考えてるので、無理強いはしませんが、昔話?と現代の話をします。

むかしむかし

私が動物病院に勤め始めた頃は32年前だ😅

乳腺腫瘍の犬がとても多く

乳腺腫瘍の手術と合わせて子宮卵巣を取る手術をしていました。

避妊手術をしていないと乳腺腫瘍になりやすいんだなと、思った事を覚えています。

それから数年経って去勢手術と避妊手術が当たり前になり、その10数年後、トリミングで乳腺腫瘍を見つける事はほとんどなくなりました。

去勢避妊手術をしないで過ごし、シニア期(6歳から)に入ってから病気の不安を抱えている方が多いのも事実です。

これから手術をしようにも、シニアなので麻酔が怖いとのこと。。

実際、血液検査の結果で麻酔がかけられない子もいます。

私は、予防医療として、ワクチンやフィラリアの薬と同じ考え方で、去勢避妊手術はありだと思ってます。

去勢避妊手術をしていない10歳と手術をした10歳では、老い方にも違いが見える時もあり

皮膚、毛量、歯の衰え、関節のかたさにも差があるので

現在長寿の犬たちが多いのは、去勢避妊手術が定着したのと食事の質があがった結果かなとも思います

私は、なんの迷いもなく うちのニャンズの去勢をしました 笑

尿管結石の事を考えなかった訳ではありませんが、スプレー行為の恐怖の方が大問題でしたので、個々の成長具合を見て、手術しました🤗

※全て私な個人的な見解です。いろんな考え方気持ちがありますので、それを大切にすべきと思ってます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。