フィラリア予防は任意ですが、犬の命を守るためには絶対に必要なことです。
私は、子供のころに一緒に暮らしていた犬を、フィラリア症で亡くしました。
40年前の田舎では、動物病院に行かなければ フィラリアの事なんて知りませんでしたが、現在では犬との生活の中で、知らない方はいないでしょう。
フィラリアは蚊によって伝染します。
感染して心臓に寄生すると 心臓病の症状はじめ、いろいろな症状が出てきます。
外に出ないから、家の中に蚊がいないから、虫よけ対策してるから。。。。
どうお伝えすれば、どれだけ感染する可能性があって、どんなにかわいそうなことになるのかわかっていただけるのでしょうか。。
先日、フィラリア予防をしていない方とおはなししました。
ワンちゃんはシニア。
狂犬病、混合ワクチンは接種しているのに、どうして?と思い、伺うと
今まで、誰からもフィラリア予防について話しを聞いたことがないようでした。
獣医もトリマーも、誰も??
今、この年で感染してしまったら、どれだけ苦しむことになるのでしょう。
どうして、獣医はフィラリア症の説明をしていないのか、トリマーは薬の投与の確認をしていないのか。
感染していたら、となりの犬に染します。隣の犬が薬を使ってれば 駆虫されるので問題ないと?
とにかく、フィラリアの薬を使っていない方は、すぐにフィラリアの検査をしましょう。
※これは成虫、上図のように心臓の中に寄生します。
フィラリアの予防薬として、月に一回投与、滴下している薬剤は、予防でなく駆虫薬です。
感染後、成虫になり心臓にすみついたところに薬を投与すると、殺虫された死骸が心臓内でつまり、命にかかわりますので、今まで駆虫薬(予防薬と言われているものは、駆虫薬です)を使っていない方は、必ず血液検査をして獣医師の診断、判断に従いましょう。