シニア犬の介護。

近年、犬猫も長生きです、飼い主としては、本当にありがたいですね。

シニアになって、介護が必要となった時、それは、いつでも家族に寄り添い、いつも癒してくれたペットへの恩返しの時間。

誠心誠意、尽くしたいものです。

まず、どのようになったら、介護となるのでしょうか。
介護という表現は幅が広く、歩行困難、排せつ困難、痴呆症、摂取困難、寝たきりなど状態に応じて、介護の内容が変わってきます。

歩行困難といっても、本人が歩けないうえに歩きたくない場合と、歩きたいけど歩けない場合があります。
ケースバイケース、その時、その子の状態に合わせた介護が必要ですね。

まず、大事なのは うちのこは介護が必要💦と慌てない、意気込まないことです。表現が悪いかもしれませんが、意気込んで細かく世話をしだすと、本当に大変です。

力を抜いてのんびり向き合えるといいと思います。

介護は、十数年続くことはまれですが、終わりは見えません。状態がよくなる事もほとんどないため、どんどん大変になっていくので、
トイレの時間、ご飯の時間、汚れたお尻洗い、腰が立たなくなり、しばらくして寝たきりに、床擦れも心配。夜と昼が逆転しはじめると、ママたちの体力も限界となり、犬が大型犬となるとなおさらです。

介護に必死になりすぎて、犬に対する思いも、優しさから義務、負担へと変わってくるかもしれません。 負担に思ってる自分を責めるというママが多いのも現状です。

疲れた顔で、毎日世話をしてくれるママ。

彼らはそんなママの姿をみて申し訳ないと思うかもしれません。

腰が痛いママを夜中に思い出して、ママは大丈夫?どこにいるの?と心配して呼ぶかもしれませんね。

大好きなママや家族を、寝不足にしたくて夜中に呼ぶわけではないはずです。

夜中に目が覚めて、自分の体が思うように動かなければ誰だって不安です。

傍にいて、声をかけたり体をなでたりできればお互い触れ合え、安心しますが、住宅環境によっては、夜 傍におけない場合もあります。
夜のおトイレの回数が多いと、寝不足になり体を壊しかねません。家族みんなで分担するか、それができないそんな時は、彼たちにきちんと事情を伝えてみましょう。

正直に、ママは眠いから、今夜は朝まで寝かせてねと伝えます。ママの気持ちはちゃんと通じます。呼んでも起きないママを受け入れてくれます。

朝まで我慢できず粗相してしまったとき、一番つらいのは本人です。 そんな時は、ごめんごめん、ガマンできない時間だったね、きれいにしようね!って。

え~もうすこしがまんしてほしかったなぁと責めるようなことを口にすると、寝てしまった自分と、我慢しきれなかった彼らにママ自身イラつきます。

寝不足に耐えつつ、粗相をしないようにするよりも、ぐっすり寝て、朝掃除をする方が気持ちも体も楽だったりします。

ママは、介護にあたる時間以外、家事やお付き合いもあるので、ママのペースで時間を使い、きちんと休んで、介護が負担にならないよう、大切な彼らと、最期のその時まで、笑顔で過ごせたらと思います。

大事な存在を失って初めて、どんな姿でもよいからずっと生きていてほしかったと、存在の大きさに落ち込みます。
のんびり笑って過ごせた月日と、負担に感じつつ必死に介護にあたった月日では、落ち込む内容がちがってきまますよね。

大事な子の命が消えたとき、負担に感じていた自分を責め、後悔しませんように。介護は大変だったけど、うちの子になってくれて、本当にありがとうとこころから思えますように。

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